スマートグリッド序論 電力供給量問題を別の角度から解決する

電力供給量の問題が計画停電により急浮上しています。
原子力、火力、水力、太陽光、地熱、風力、メタンハイドレートバイオマス、…。

多くの議論は「いかに発電量を増やすか」しか語られていません。
でも、電力の問題はそこだけではありません。
発電所から家庭、企業に届けられるまでに、電気は減ってしまいます。
送電線の電気抵抗によって失われるのです。
一般には、送電の距離が長ければ長いほどロスが大きいのです。

そこで、送電・配電の観点から電力問題を解決しようというのがスマートグリッドなのです。
スマートグリッドは各国で開発の方向性が異なっていますので、具体について触れると話が煩雑になってしまいます。
ただ、概論として申し上げますと、スマートグリッドは「垂直統合」と呼ばれている電力界社の発電・送電・配電の一括支配をも崩す可能性も秘めていると考えています。

2011年04月05日のツイート