日本の主な原子力発電所事故

日本の主な原子力発電所事故を列挙します。
(出展:週刊現代 2011/04/23)

【死亡事故】
・1999/09/30 東海村JCO臨界事故
原因:効率優先でマニュアルを無視した、JCOの杜撰な作業工程管理
結果:2名死亡 1名負傷

・2004/08/09 美浜原発 蒸気噴出事故
原因:二次冷却系の復水配管の摩耗によって蒸気漏れ
結果:5人死亡6人負傷 

【重大事故】
・2007/07/16 柏崎刈羽原発 火災&放射性物質漏洩事故
原因:中越地震に耐えうる耐震構造になっていなかった
結果:大気中への放射性物質漏洩など。2年間全基停止、いまも3基が停止中。その後も09年に地盤改良機のエンジンから出火など、トラブルが相次ぐ

・1995/12/08 高速増殖炉もんじゅ ナトリウム漏洩火災事故
原因:温度計の鞘の設計ミス
結果:15年間運転停止

・2010/08/26 もんじゅ 炉内中継装置落下事故
原因:装置の設計ミス
結果:原子炉容器に引っかかって引き揚げ不能、再び運転停止に。復旧作業に9億、一日の維持費に5500万かかるとされている

・2010/12/11 玄海原発 冷却水内の放射性物質濃度異常
経過:プルサーマル発電開始1年で、冷却水内のヨウ素濃度が通常の4倍に上昇し、運転停止。いまだ原因不明。

・1989/01/01 福島第二原発 再循環ポンプ損傷事故
原因:内部部品の欠損、摩耗
結果:金属片が炉心に混入し、長期運転停止

・1999/07/12 敦賀原発冷却水漏れ事故
経過:格納容器内に冷却水89tが漏れ、手動で緊急停止

・2004/12/10 島根原発再循環ポンプ水漏れ事故
経過:定期検査中で配管3か所に傷や穴を発見。その後'10年の検査で問題個所が1665件に上ることが判明

・1997/03/11 東海村動燃再処理工場火災爆発事故
経過:放射性廃棄物の水を処理中に火災が発生

その他にも初めて緊急冷却装置を使用した91年美浜原発事故、福島第一の制御棒脱落事故、臨界事故などたくさんあります。