6/5提言 政局に惑わされず、わたしたち国民が「実行してほしい政策」を主張して政界再編を導こう

6月2日の内閣不信任案提出と否決以降、政局は流動的になっています。6月2日には菅首相が「原発冷温停止まで首相を続ける」と述べ、事実上の居座り宣言をしましたが、その後反対派だけでなく閣僚や党幹部からも「夏頃までには辞任」との発言が相次いでいます。
読売新聞やフジテレビは早くも次の首相候補として前原誠司にスポットライトを当て、仙谷ー大島ラインの自公民大連立の流れを作ろうと懸命になっています。

わたしたちは、ここで「誰がいい」「どの党がいい」という不毛な議論に巻き込まれてはいけません。問題は「誰がなるか」ではなく「何をするか」なのです。政界再編が必至となっている現在、再編の軸を作るのが旧態依然とした政党の長老たちではいけません。わたしたち国民が「何をしてほしいのか」をはっきりと主張して、それを軸に政界再編が起こるように誘導しなければなりません。

わたしたちが主張すべきことは何か。それは「脱原発」と「再生可能エネルギー推進」です。
そのために必要な政策は以下の通りになるはずです。

核燃料サイクル政策の撤回
・新規原発建設の停止(海外へのプラント輸出を含む)、既存原発の安全基準見直し及び順次廃炉
・発送電の分離および電力会社の地域独占を廃止
再生可能エネルギーの全量買取制度を制定

この四つの政策こそが柱となるべきです。

この政策を軸にすれば、どの議員を応援すべきかが見えてきます。そしてその議員が発言力を増して無視できなくなれば、政界再編はこの政策を中心に動くはずです。

みなさん、まずは周囲の人と話をしてみてはいかがでしょうか。そして「首相には誰がいいの?」という議論が不毛であるということを共有し、「何をしてほしい」ということを話し合ってみませんか? 自分たちがしてほしいことがわからなければ、それこそ政治のことを議論しても無駄です。